社会人になる上で、大切になってくるものの一つに、
リスク管理能力・危機管理能力があります。

リスク管理能力とは、起きていないトラブルを回避する、
またはもし起きてしまったらどうするか、その準備をしておく、
と言うもの。

たとえば、南海トラフ地震が危ぶまれていますが、
今から避難経路を確認したり、
もし起きてしまったら何が必要かを考えて、
水や食料、衣類などを準備しておく、と言うことです。

それに対し、危機管理能力とは、
起きてしまったトラブルを最小限に抑えるためにはどうするのか、
すぐ対応できることとして何をすべきか、考えて行動できる、
と言うものです。

地震が起きて、避難所生活が始まったら、
どのように過ごすか、救助活動はどうするのか、
今後の生活をどうするのかなど、
状況に合わせて臨機応変に動ける、と言うことでしょうか。

両方とも、災害の多い日本で生活するため、
また、社会生活を営む上ではぜひとも身につけておきたいものです。

そして、それらの能力を育てるために、
お天気を使うのが、数ある中の一つの方法なのです。

毎朝、お子様にテレビで天気予報を見させます。
気象予報士が今日の天気を予想し、
しかも、丁寧にも気を付けることを話してくれます。
その話を聞いて、どうするのか、お子様に判断させるのです。

たとえば、この時期、日によって、
暖かかったり、寒さが戻ったりするだけではなく、
昼夜の寒暖差も激しい日があります。
服装をどうするのか、お子様に判断させるのです。
また、朝は雨が降っていなくても、
午後から雨が降ると予報された場合も、
傘をどうするのか、お子様に任せてみます。

ここで注意することは、
お父様・お母様が先回りをしないことと、
もしそれでお子様が失敗したとしても、
淡々とその事実を受け止めるだけにすることです。

傘が必要な時、机の上に出しておくとか、
傘を持って出なかったのに雨が降ってきた場合、学校に迎えに行くとかはNG。
せいぜいタオルを玄関に準備しておくか、
お風呂を沸かして待っておくかにとどめてください。

もちろん、お子様が文句を言って来たら、
「大変だったね」の一言で、気持ちだけ受け止めておくのです。
「自分で判断したんでしょ。」とか言うのは、
お子様を責める言葉となりますので、ぐっとこらえてくださいね。
「どうしたらよかったのかな?」と、
独り言のようにつぶやいておきさえすれば、
それはお子様にとって、生きた学習となります。

そして、そのように失敗した日の夜は、
特に親子で念入りに天気予報を見ます。
今日失敗した、と言う新鮮な経験から、
リスク管理・危機管理するにはどうしたらいいか、
明日はどうすべきかを、
頭をフル回転させながらお子様は考えることでしょう。

また、親子で天気予報を見て、
予想図を見させることも学習となります。

天気記号を覚え、
夏型の気圧配置・冬型の気圧配置の違いに気づき、
等圧線が混んだら天気はどうなる、とか、
台風はどのように表され、どのような被害をもたらすか、とか、
生活に直結していきます。
よりよく生きるための知恵となる、
と言うことなのです。

天気予報を見て、自分で判断させるだけで、
お子様はとてつもなく学習しちゃうということ。
ぜひともそんな機会を逃さないようにしてくださいね。

あなたの心、ふわりと軽く♡