なぜ毒親が「毒親」と呼ばれるのか、
子どもが受ける影響について、
また2回に分けてまとめていきます。
毒親と言うのは、
子どもに身体的虐待を行うことも多々ありますが、
それよりも心理的虐待を行うのが
1番の特徴と言えると思います。
毒親に育てられた子は、
心理的虐待、つまり、
その人格や価値観を全否定されながら成長するので、
大人になってからも影響が続きます。
「自分はダメだ」
「自分は悪い子だ」
と思い続けている限り、
物事上手くいかないのは当たり前です。
上手くいかない方向に
自分をもっていってしまうからです。
それが自分の「生きる道」なのですから。
いわゆる催眠状態なのです。
そしてそれが毒親に育てられたからだということには、
自分ではなかなか気づかないし、
と言うより、気付けないと言った方がいいと思います。
また、気付いても自分を変えられないこともあるのです。
催眠術は自分では解けないのと同じですね。
実際には、まず自分に自信が持てません。
何か事が起こると、自分に関係のないことでも、
すべて「できない自分」のせいだと思い込みます。
そしてこんな自分は周りに嫌われて当然だとし、
自分の殻に閉じこもることもあります。
自分ができないからみんなに迷惑をかけるんだ、
と言うのが信念となっているため、
周りがどれだけ「違うよ」と言っても、
聞き入れられません。
そして、愛情を求めている親から疎まれて育つため、
相手に対する信頼感が抱けません。
信じて裏切られるのが
怖くなるのは当たり前なのです。
誰だって自分を傷つけたくないですから。
また、親との関係が
常に支配する・支配されるというものであるため、
人間関係も支配・被支配的になります。
相手から指示がないと動けないですし、
常に相手の顔色を窺っての行動となります。
つまりは共依存に走りやすいということです。
共依存とは、
相手に必要とされることで自分の存在価値を感じることですね。
よく言われる例がDVでの関係。
暴力をふるう、でも落ち着いた後、
「お前がいなければだめだ」と言われる、
だから暴力を受けても離れられない…
お聞きになったことおありかと思います。
話がずれましたが、
指示がないと動けないということは、
自分で考えること、感じることを
放棄してしまっているということ。
親が言うことがすべてで、
自分の意見を持とうとしませんし、
そもそも何に対しても興味・関心が持てません。
当然、新しいことに挑戦しようとする意欲も
削がれてしまっています。
自分で自分の気持ちがわからない、
自分には喜怒哀楽がない、と思っていることもあります。
よく言われるのは「自分がない」ということです。
自分をなくさないと親子関係を築けなかった、
ということでしょう。
続きは次回に。
あなたの心、ふわりと軽く♡